「『用語が違うぞ』JR東海・西日本、合同訓練の裏側」と言うニュ-ス。
このニュースを読んで私も思い出してしまいました。
会社員時代、担当ユーザーの大阪の工場に大きなコンピュータを納入する事になったのです。
納入場所は2階だったのですが、パイプラインなどがあるためにクレーンで納入するコンピュータを吊り上げて大きな窓から納入する事に。
で、クレーンでの作業は大阪の工場に日頃から出入りしている業者が担当。
当日、東京から搬入業者が大型のコンピュータとともに現場に到着し、東京の納入業者と大阪のクレーン作業員が手順を打ち合わせて作業を開始。
東京の納入業者は大型コンピュータをクレーンに結び付ける作業を終えて、トランシーバーで荷物を引き上げるように指示を出したのです。
しかし、クレーンの作業員は何もしません。何度も何度も指示を出すのですが、荷物は地面の上。
トランシーバーの不具合かと思って東京の納入業者の人がクレーン車に近づいて大きな声で指示を出したのですが作業員は何もしません。
で、納入業者がクレーン車の作業員と会話。
どうも、「引き上げろ」と指示する用語が東京と大阪では全く違う言葉だったそうです。
そのため、大阪の作業員はいつまでたっても引き上げの指示がないので不審に思っていたとか、、、
結局、お互いに必要な用語を紙に書きあい、それを確認しながら作業を行なっていました。
このような言葉の違いを事前に知っておく事も合同訓練の大きな意義なのでしょうね。