いやはや、嘘にウソを重ねていくとわけが分からなくなってしまうんでしょうね。遂にシンクライアントまで出てきました。
「『データ復元不可』のシンクライアント方式 桜を見る会」と言うニュース。
シンクライアント端末にデータがないのは理解できます。サーバー側にデータがあることは認めているんですよね。
で、バックアップを取得して別メディアに保存していると言っています。そして、バックアップデータの保存期間についても言及しています。
そして、「バックアップデータの保存期間を終えた後は、復元は不可能である」と言っていますが、正確ではありません。
保存期間を終えたバックアップメディアを意図的に破壊すれば復元は不可能なのです。
そもそもデータのバックアップは、1ヶ月に1度や3ヶ月に1度の周期でフルバックアップを取得し、その後はインクリメンタルでデータを取得します。
それにより、指定の日時の全てのデータが復元できるようになっているのです。
また、ファイル(今回の場合は桜を見る会の出席者名簿)毎にバックアップしません。
そのため、1年未満のファイルだけを既に取得したバックアップファイルから削除することなど出来ません。オフラインで保存しているメディアですよ。
今年の桜を見る会のファイルが作成されたのは、開催日の数日前のはずですよね。半年ほど前の事です。
内閣府は1年未満のバックアップファイルを保存していないのでしょうか?
もし、内閣府のサーバーがハッキングされてデータがなくなってしまったら、1~2ヶ月以前のデータは全て失われてしまいますよ。
半年以内で破棄するバックアップなんてありません。それは、バックアップとは言いません。
バックアップをとっているのであれば、絶対に復元できますね。