3.避難地図の作成(エクセルなどから作成)

今回は、エクセルやカルクなどの表形式のファイルから避難所情報を作成する方法を記述します。

北海道地震の避難所情報を作成する時も、新聞で公開された表形式の避難所情報から地図上で表示形式の避難所情報を作成しました。

「避難所名」と「住所」、「位置情報(緯度、経度)」が記載されている場合と「避難所名」と「住所」だけしかない場合の2通りで記述します。

1.「避難所名」と「住所」、「位置情報(緯度経度情報)」が記載されたファイルがある場合

エクセルの表などで、「避難所名」と「住所」、「経度」、「緯度」の情報がある場合には、そのファイルを「csv」ファイルに変換してください。

第2回で使用した2箇所の避難所では、上記の内容の「csv」ファイルになります(文字コードはUTF-8、1行目は「col0」、「col1」、「fX」、「fY」とする)。

このファイルを、地図で利用できる「geojson」形式のファイルに変更します。

「csv」から「geojson」に変更してくれるサービスを行なっているページは複数ありますが、今回は「Convert CSV to GeoJSON」を利用します。

この「Convert CSV to GeoJSON」のページをクリックして以下の図に基づいてファイルを変換。

変換後、「convertcsv.geojson」と言うファイルが作成されてダウンロードされてきます。

この「convertcsv.geojson」が、避難所データです。

この「convertcsv.geojson」を前回作成した「map_rei.geojson」に変更すれば、避難所データが新しいデータに更新されます。

2.「避難所名」と「住所」のみが記載されたファイルがある場合

住所から位置情報を検索(https://www.geocoding.jp/)して、「1」に記載のcsv形式にすることも出来ますが、避難所が多い場合には一括で位置情報を取得できます。

この場合には、既存の「csvファイル」を2度変換することになります。

まず、「『CSV』アドレスマッチングサービス」と言うページから以下の方法で一括変換できます。

送信ボタンをクリックすると位置情報が記載された「csvファイル」がダウンロードされてきます。

そして、この「csvファイル」を「1」で利用した「Convert CSV to GeoJSON」を利用して「convertcsv.geojson」と言う避難所データに再度変換してください。

避難所データが多数ある場合などは一括変換は非常に便利です。

しかし、この「『csv』アドレスマッチングサービス」で出力される「csvファイル」をそのまま「Convert CSV to GeoJSON」で利用できません。

Convert CSV to GeoJSON」で利用するには、文字コードの変換や「”」文字の削除などを行う必要があります。

そして、経度・緯度が出力される場所は標準で6列目と5列目になるので、「3.緯度の入力に『6』、4.経度の入力に『5』」を入力します。

また、総ての住所が正しい位置情報に変換できないこともあります。

色々試してみてください。

但し、避難所が少ない場合には、「1」の方法で行なう事をお勧めします。

以上、避難場所のファイル(csvファイル)から地図情報ファイル(geojsonファイル)を作成する方法を紹介しました。

次回は、避難場所に加えて給水所などを追加する方法について記述します。

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