「欧州主要ガス輸入国、石炭利用拡大も ロシアからの供給減に備え」と言うニュース
記事によると
ロシアからのガス供給減に備え、代替燃料の調達を急ぐ方針を示した。石炭の利用を拡大する可能性がある。
との事
今までは、ロシアに対して経済制裁として天然ガス購入を制限するぞ、と言っていたのが、反対にロシアから天然ガスの供給を制限するぞと言われて混乱しているとの事
日本のメディアも基本的にロシアに対して経済制裁を行なう、日本が優越的な立場にありロシアが困ると言うスタンスですよね。
政治家も同様に経済制裁は一方的にロシアが困るというスタンスで、上から目線で発言を行なっています。
しかし、貿易は相対取引。一方だけが徹底的に優位になると言う事はありません。
貿易量が多ければ多いほどお互いに打撃を受けるのです。
第2次世界大戦の教訓からWHOが発足し、世界中で自由に貿易を行ない、お互いの国の依存関係を大きくすることにより戦争を避けようとしたのです。
そして、貿易が活発化しお互いに依存関係が大きくなり戦争が抑制されてきました。
なのに未だに経済制裁が相手方に対して、大きな打撃を一方的に与えるのだという考え方をしてしまうのですね。
一部の政治家だけが言うのではなく、多くのメディアや専門家(解説者)までもが同じような発言を行なっています。
人間ってなかなか変わらないものですよね。