厚生労働省のホームページに、「コロナワクチンナビ」と言うページがあります。
コロナワクチンに関する色々な情報がまとめられている専用のホームページのようなのです。
その中に「接種会場を探す」と言うページがあり、そこからコロナワクチンの接種場所を検索できるようになっています。
都道府県を選択して、市町村を選択して、やっとこさ接種会場の一覧が表示されます。
しかし、標準で予約可能な接種会場と一般受け入れ可能な接種会場のみ表示に限定されているため、接種会場がほとんど表示されません。
いやはや、使いにくい。
以前にも書きましたが、ワクチン接種場所のシステムって台湾で話題になったマスク検索システムと似ているのです。
ワクチン(マスク)を準備して接種(販売)場所に届けるシステムと一般市民がワクチン(マスク)を受ける場所に効率的に誘導するシステムに分かれます。
台湾のマスクシステムでは、マスクを届けるまでのシステムは国が責任を持って開発し、それ以外の部分はデータをオープンデータで公開したのです。
オープンデータは、販売場所名だけでなく位置情報やマスクの在庫情報までもリアルタイムで公開したのです。
すると、一般の技術者がそのオープンデータを利用して使いやすい検索システムを開発公開。
地図から検索可能なシステムが公開されたり、音声で検索可能なシステムができたり、在庫がある販売所だけを表示するシステムができたり、、、
で、一般市民は自分が使いやすいと思った一般に公開された使いやすいシステムを利用したのです。
もちろん、政府も検索システムを公開していたようですが、多くの人達は一般の検索システムを利用したそうです。
日本のワクチン検索システムも同じ仕組みでできると思いませんか?
台湾のIT大臣が素晴らしいと思ったのは、データを公開すれば一般の技術者が使いやすい検索システムを開発してくれるだろうと思ったこと。
日本の政治家や官僚には思いつかない発想ですよね。