「子会社・コベルコ科研も製品検査データを手書き 神鋼」と言うニュースが出ていました。
記事では、「出荷した10万枚超のうち6611枚について、基準値をはみ出した際に再検査をせず、検査証明書に虚偽の数値を記入していた」とあります。
検査証明書に虚偽の数値を記入していたなど、どうしようもないですね。
しかし、私が気になったのは、10万枚のうち6千枚以上も基準値がはみ出していたとの記事。
10万枚のうち6千枚以上と言う事は、6%以上の製品が規格から外れていたと言う事になります。6%以上ですよ。
6%以上も、自分達が考えていた規格通りの製品を作り出す事ができていなかったと言う事ですよね。
車で言えば、100台生産して6台以上が規格外(不良品)だったと言う事になります。
一般的に、6%以上も規格外の製品が生産されたら、生産方法を見直しますよね。機械が悪いのか、作業工程に問題があるのではないかなど。
2011年11月以降と言う事は、6年以上何もしないでほったらかし。
会社の問題は大きいですね。
それと、6%以上もの規格外の製品を受け入れていた企業にも問題があるのではないでしょうか。
受け入れ検査を行なっていたのでしょうか?なんと言っても、6%もの規格外の製品が含まれていたんですよ。1%じゃないですよ。
10本(10回)の製品の検査を行なえば、約5割の確率で不合格製品が発見されるはずです。0.94の10乗ですよね。
にもかかわらず、受け入れた会社は安全宣言。
原発と言い、自動車や電車と言い、安全宣言の好きな国ですね。